親から子や親戚への新築祝いについて
親から子供への金額の相場について
贈る相手・・・金額の目安
親から子供・・・1万~5万円
親戚への金額の相場について
贈る相手・・・金額の目安
親戚・・・1万~5万円
お祝いを贈るタイミングについて
お祝いは新築披露の前日までに届けますが、間に合わない場合は当日持参します。その場合ほかのお客様にわからないよう、さりげなく手渡してください。
おすすめのプレゼントについて
インテリア・・・インテリア用品は、贈って喜ばれるお祝いの筆頭です。先方の都合がつけば、一緒に選ぶのがベストです。
食器・台所用品・・・本人の好みに合わせた、大皿などの食器や、鍋などの台所用品
日用品・・・スリッパやマットなどの日用品は比較的無難。観葉植物や花もオススメ。
酒類・・・新築披露当日なら、シャンパンやワイン、日本酒などを持参するのもよい。
商品券・・・親類や親しい関係であれば、新築をしたということでなにかとお金のかかるときですから、現金や商品券も喜ばれます。
【お祝いの品】商品券、時計、花瓶、傘立て、絵画、玄関マット、カタログギフト、観葉植物など
☆プレゼントの注意点
品物を贈る場合、品が重なったり、相手の趣味に合うかどうかということがありますから、親しい間柄ならば、希望を尋ねてから決めるのがよいでしょう。
絵画、書物などはインテリアに合うかどうかわからないため、新築披露での家の様子を見てから贈るとよいでしょう。もちろん、その際は先に事情を話しておきます。
おすすめ出来ないお祝いギフトについて
せっかく建てた家に火事を連想させるものを贈るのは、火事になってくれと言っているようなもの。ライターや灰皿、ストーブのほか、真っ赤な色のものも避けましょう。
ご祝儀袋の書き方について
なお、祝儀袋の書き方は以下のようになります。
水引:紅白の蝶結び
のし:あり
表書き/上書き:「御新築祝」「御新築御祝」など
表書き/姓名:上書きよりやや小さめの文字でフルネーム
招待された場合のマナーについて
新築祝いで招かれた際は、必ず家の人の案内に従います。勝手に他人の家を見て回り、調度品の品定めをしたりするのは大変失礼なのでやめましょう。
方位や間取り、建築費用などの話題も避けます。そのほか、新築祝いに関する忌み言葉を使わないよう注意しましょう。
☆NGな忌み言葉について
火事を連想させる言葉・・・「燃える(火・炎・焔・煙)」「焼ける」など
家の倒壊を連想させる言葉・・・「閉じる」「つぶれる」「破れる」「傾く」「さびれる」「失う」「流れる」「飛ぶ」「腐る」「朽ちる」「崩れる」「壊れる」「落ちる」「終わる」など
お返し(内祝い)のマナーについて
新築祝いのお返しは、新築披露への招待がお返しになります。
ただし、新築披露に来られない人や、新築披露をしない人には、お祝いの半額から3分の1程度の品物を「新築内祝」として贈ります。
☆新築披露に招待する人について
新築披露は、家が完成し引越しが一段落したところで、建築でお世話になった人や両親、親戚、友人、知人、保証人、新築祝いをいただいた方などを招いておこないます。
一般的に工事関係者は招きませんが、親方や設計士などは招待してもよいでしょう。
☆新築披露の日取りについて
日取りは日曜日か休日を選び、新居の外装も見てもらえるよう、日中の明るい時間にするのが基本ですが、招待客の顔ぶれによって時間の調整を行ないます。
☆招待状の書き方について
当日の2週間前までに、日時、住所、電話番号、交通機関を記した招待状を送りましょう。当日は、新築祝いの品々を飾っておくのがマナーです。
☆おもてなしの料理について
おもてなしの料理は、ビールなどの飲み物と軽いおつまみ程度で構いません。
☆内祝いの品物について
品物は「建物=容れ物が出来上りました」との縁起をかつぎ、物を入れる品を選ぶことが多いです。
品物:カップやポットなど
☆内祝いに添えるメッセージの文例について
・このたびはご丁寧に新築祝いを頂戴し、誠に有難うございました。
こちらにお出かけの際は、ぜひお立ち寄りくださいますよう改めてご案内申しあげます。
・このたびは過分なお祝いの品を頂戴し、誠に有難うございました。
温かいお心遣いに感謝の気持ちを込め、粗品を贈らせていただきます。ご笑納くださいませ。
「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より
「冠婚葬祭 つきあいとお金」より